[No.14] 2008/04/20 (Sun) 01:06
「アルケミスト 夢を旅した少年」 パウロ・コエーリョ
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「おまえがいつもやりとげたいと思ってきたことだよ。誰でも若い時は自分の運命を知っているものなのだ。
まだ若い頃は、すべてがはっきりしていて、すべてが可能だ。夢を見ることも、自分の人生に起こってほしいすべてのことにあこがれることも、恐れない。ところが、時がたつうちに、不思議な力が、自分の運命を実現することは不可能だと、彼らに思い込ませ始めるのだ」
パウロ・コエーリョ 「アルケミスト 夢を旅した少年」
この作品は、さーにんさんのサイトで紹介されていて読みたくなった一冊です。
いましがた読み終わったのですが、読後感は複雑なものになってしまいました。
作品の内容はいたってシンプル――
にもかかわらず、たくさんのことを語りかけてくる一冊です。
子供が読めば普通の冒険物語で済むのかもしれませんが、大人の反応は千差万別なものになるのではないでしょうか。
主人公の少年が試されるたびに、わたし自身が試されているような気持になりました。
結果、自分と対話するはめになるのですが、これが考える以上に辛かったです。
わたしは勇気づけられた反面、不安にもなりました。
自分が自分を疑っていること、信じきれていないことも知りました。
でも、最終的には、それでもいいとも思ったんです。
少年はすごいけど、わたしは少年のようになりたいわけではなくて――
って、なんだか負け犬の遠吠えのみたいになってしまいました(笑)。
今日の記事は、この作品を知らない方にはまったく意味がわからない感じになってしまいました。
なので、ぜひ読んでみてください(笑)。
この作品の解釈は、きっと自分だけのものです。
【お勧め度 ★★★★☆】

[No.12] 2008/04/16 (Wed) 14:07
「かもめのジョナサン」 リチャード・バック
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「骨と羽根だけだって平気だよ、かあさん。ぼくは自分が空でやれることはなにか、やれないことはなにかってことを知りたいだけなんだ。ただそれだけのことさ」
リチャード・バック 「かもめのジョナサン」
かもめのジョナサンも有名な作品ですね。
生きることではなく、飛ぶということにすべてをかける一羽のカモメのお話。
そんなジョナサンはカモメ界の異端児で、群れを追い出されてしまうわけですが、それでもただ純粋にスピードのみを求め続ける姿はやっぱりかっこいいです。
本書のところどころに挿入されている実際のカモメの写真も大好きです。
自由に、一心に飛ぶ姿はドキッとしますね。
序盤はものすごくわたし好み――
ただ、後半がよくわかりませんでした!
でも、哲学的とか宗教的とか、そんな感じのが好きなかたはきっと最後まで理解できるのではないかと思います。
なんとなくサン・テグジュペリと印象かぶるのはわたしだけでしょうか?
【お勧め度 ★★★☆☆】

[No.10] 2008/04/10 (Thu) 19:10
「星の王子さま」 サン・テグジュペリ
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自分の発見についてこの天文学者は国際天文学会議で堂々と発表した。でもその時は彼が着ている服が服だったので、信じてもらえなかった。大人というのはそんなものだ。
サン・テグジュペリ 「星の王子さま」
この本は、子供のころ誰もが一度は読まされたのではないでしょうか。
わたしも小学生のときに、体育館で「星の王子さま」の劇を見て、そのすぐあと教室で読まされた記憶があります。
なぜ劇を見たすぐあとに同じ内容の本を読まされたのか、いまでも不思議でなりません。
それも関係しているのかはわかりませんが、大人になって読み返すまで、この本のイメージはよくありませんでした。
でも、いざ読み返してみるとすごく面白かったです。
児童書と分類されていますが、大人のための児童書といった感じですね。
飛行機乗りである主人公の「ぼく」がサハラ砂漠に墜落し、その翌日に王子さまと出会い物語がはじまります。
読み進んでいくといろいろなタイプの人たちが登場するのですが、そこに純粋さを失くしてしまった大人の姿を投影して――
って、こんな読み方している時点で、わたしはもう子供心を忘れてしまってますね。
そう思うと残念ですが、自分が残念な大人になってしまったことを気づかせてくれた一冊ではあります。
それに、ひねくれた読み方をしないとこの本は面白くないのじゃないかとも思うんですっ!
悔しかったので、開き直ってみました。
【お勧め度 ★★★☆☆】







